2012年12月30日

「アリと、子どもと、お母さん」

「アリと、子どもと、お母さん」





ある日、お母さんと太郎(仮名)君が、仲良く手をつなぎスーパーマーケットに買い物に行きました。


すると、突然、太郎君は道端にしゃがみ込んで、地面の何かをジッと見つめていました。


それは、沢山のアリがゾロゾロと行列を作って、一生懸命にエサを運んでいたのです。


太郎君は、その様子を目を丸くして、不思議そうに、興味津々で観察していたのです。


すると、お母さんが、


「太郎、早く買い物に行くんだから、こっちに来なさい」と呼び、手をつかみ、太郎君を立たせたんです。



皆さんは、このお母さんの行いを如何思いますか。


僕は、賛成できません。


お母さんは、この時、太郎君の遊びを奪ってしまいました。


『大人の都合で』


太郎君は、そのままアリの行列を見続けていたら、学校やお母さん、お父さんからも教えてもらえない、とっても大切な事を学べたと思うのです。


僕たちが通う「冒険遊び場・たごっこパーク」には、子どもたちの遊びの自由を妨げる事が何一つありません。


たっちゃん・みっきぃが言っていました。


NPO法人ゆめ・まち・ねっとが年明け1月12日にお招きする児童精神科医・佐々木正美先生はあいだみつをさんのこんな詩を子育ての極意として紹介していますよ、と。



待つ


待ってもむだな ことがある 


待ってもだめな こともある 


待っても むなしきことばかり


それでもわたしは じっと待つ



児童精神科医・佐々木正美先生の研修会は⇒こちら



Posted by しげちゃん・のりちゃん at 16:04│Comments(0)
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