2010年11月08日

子どもと遊ばない代表、副代表

子どもと遊ばない代表、副代表



 先日、秋の気持ちよいお天気の日に冒険遊び場たごっこパークを訪問しました。

 この写真は、みっきーが撮影してくれたものですが、冒険遊び場たごっこパークのスタッフたちの立ち位置がとてもよく表れている一枚だと思います。

 僕とのりちゃんのインタビューに答えてくれているのが代表のたっちゃん。

 布のリュックを背負って緑色のシャツを着ているのが副代表のおばっぴー。

 おばっぴーは、東京と神奈川からやって来た方とおしゃべりしています。

 臙脂色のシャツを着ているのがもう一人の副代表のまーくん。

 まーくんは、ベルギーからやってきた青年・マノエルとおしゃべりをしています。


 子どもたちがたくさん集う場を主催していながら、代表、副代表がこんな風に子どもと関わらずに過ごしている場というのはあまりお目に掛かれないのではないでしょうか。

 子どもたちが遊ぶための場の提供だけをし、あとは子どもたちの様子をニコニコと眺めながら、来客の対応をする。

 だからこそ、逆に冒険遊び場たごっこパークの子どもたちは自由に生き生きと遊ぶことができるのだと思います。

 以前、たっちゃんが言っていた「冒険遊び場に必要なのは、子どもと遊ぶのが好きな大人ではなく、子どもが遊ぶのが好きな大人なんだよ」という言葉が思い起こされます。


 さて、そんな大人たちに見守られて、この日も子どもたちは思い、思いに遊んでいました。

 でも、子どもたちは思い、思いにと言っても、自分勝手に、ということとは大きく違うことが観察できます。

 誰かが川から上がろうとすると、さっと手を差し伸べて、それを助けています。

 のこぎりで苦労している小さな子がいると、お手伝いをしている年上の子どもがいます。

 役割分担をして、ドラム缶風呂を沸かしています。

 たっちゃんにその点を聞いてみました。

 「そうなんだよねぇ、しげちゃん。冒険遊び場たごっこークで子どもたちの遊びを見ていると、子どもたちは、ただただ、自分が楽しむだけに遊んでいるわけではないことに気付くんですよ。

 しかも、しげちゃんが観察した場面は、ご覧のとおり、僕も他のスタッフもこんな風に過ごしている中での姿だから、先生や指導者に言われたからやっているわけではないということもわかりますよね。

 子どもたちの心の中から自然と出てくるやさしさ、思いやり、 助け合い。それは大人から知識・技能を教えてもらう塾とか習い事じゃなくて、子どもたち同士で交わる遊びの中でこそ、育まれるんじゃないかと思うんだよね。

 足繁く遊びに来るいわゆる「常連」の子どもたちほど、そうした姿を見せてくれるから、遊びの大切さを本当に教えられますよ。」


 なるほど、遊びの中で獲得した社会性や協調性は、きっと、子どもたちの一生の宝物なんでしょうね。

 そんなことを思っていたら、みっきーがひと言、付け加え。

 「でもね、しげちゃん。それはあくまでも結果であって、私たちスタッフが『よーし、子どもたちに社会性や協調性を身に付けさせるぞー』なんて思ったら、結局、塾や習い事と同じになっちゃうと思うんですよ。」

 なるほど、なるほど。

 私たち大人は、効率優先、結果優先の社会の中で忘れられてしまっている子どもたちの遊びの価値を、今一度、考えてみる必要がありそうですね。



Posted by しげちゃん・のりちゃん at 18:23│Comments(0)
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