2010年06月09日

協調性と思いやり





 僕は、ここ「たごっこパーク」で思いも寄らない温かい、温かい、喜びと感激をもらいました。

 僕とのりちゃんは、いつもの様に「たごっこ風・手作り囲炉裏」で、みんなとおしゃべりをしていました。

 「手作り囲炉裏」からはモクモクと白煙が立ちのぼっています。

 そしたら突然、風向きが変わり、僕の居場所が風下になり、モクモクした白煙が僕に襲いかかって来たのです。

 その時、相棒ののりちゃんはそばにおらず、どうしようかと思っていると、白煙に巻かれていた僕を見たRちゃんが、こう言ってくれたのです。

 「ネェ、みんな、しげちゃんが煙に巻かれているけど、しげちゃんが可哀想だと思う人、手を挙げてー」

 すると、「囲炉裏」の周りにいた子が皆、「ハァーイ」と、大きな声を出し、顔を見合わせ手を挙げてくれたのです。

 すると、次にRちゃんは、こう言ってくれました。

 「ネェ、みんな、しげちゃんの車椅子をどっかに動かしてあげた方が良いと思う人、手を挙げてー」

 またまた皆が揃って、「ハァーイ」と、大声を出し、手を挙げてくれました。

 そして、僕が乗っている車椅子を3~4人の子たちが協力し、風上に移動してくれたのです。 


 僕は、子どもたちに「助けてくれぇー」などと救助を要請するような言葉は、一言も発しませんでした。

 ここに来ている子どもたちは、僕のような障害を持っている、もっていないに関わらず、四苦八苦して困っている人、困っている子、ここに来る常連の子どもであれ、その日初めてここに来た子であれ、言葉は無くとも、遊びの中で何かに手こずっているいる子がいれば、自然と誰かが寄ってきます。

 それは、助けるというのではなく、自然とその中に入り共に遊び、共に試行錯誤をし、共に何かを成し遂げるという姿です。

 この様に、ここに遊びに来ている子たちは、遊びの中で協調性を身に付け、また弱者に対しての思いやりをも遊びの中で身に付けていくのです。

 冒頭でもお話しましたが、今日の僕は自らの身を持って、この「冒険遊び場・たごっこパーク」が、今の人と人との触れ合いが少なくなったこの社会で、果たす役割と必要性を改めて知らされたのです。

 「今日、僕を助けてくれた、みんなアリガトウ」  

Posted by しげちゃん・のりちゃん at 12:50Comments(2)