2010年08月14日

活動を続ける覚悟

活動を続ける覚悟



 第一部の新朗読が終わり、第二部のたっちゃんと直さんとの「トーク」が始まりました。

 僕は、お二人が語る「これからのまちづくり、子どもたちの遊び場、居場所づくり」と、これからの子どもたちに何を、どうやって与えていくのかと言う熱い、熱いお話に共感しきりで、「ウン、ウン」と、首を振り続け、首と肩がコリコリになってしまいました。

 「トーク」が終わると、直さんがが会場にいらしていた方に、「何かご質問がある方、いらっしゃいますか」と促しました。

 数人の方から質問があり、最後の方からこの様な質問がありました。

 「子どもたちを自由に遊ばせ、もし事故が起き怪我をしたらどうしますか」。

 実は、僕もたっちゃんに始めて出会った4年ほど前に、活動の内容を聞いた際に全く同じ質問をしたのです。

 たっちゃんは先ず、意外なことを言いました。

 「子どもたちが遊ぶ中で起こるケガを防ぐ一番良い方法はこんな活動をやらないことです。」

 それから、たっちゃんは言葉を選びながら、静かに、そして強く、話を続けました。

 「社会の中から子どもたちが自由に遊べる環境が失われました。替わりにこんな子どもになれ、あんな子どもになれと大人が期待される子ども像がたくさん生まれました。その子ども像に近付くためにはこんなことを学びなさい、あんなことを習いなさいというシステムが揃いました。」
 
 「大人が理想とする子ども像に近付けない子どもは落ちこぼれと言われるようになりました。結果、小中学生の不登校12万人、高校生の不登校・中退14万人という結果を招きました。その先、引きこもり、ニートと呼ばれるような人たちは何百万人とも言われています。これが先進国と呼ばれる日本の姿です。」

 「私たちの活動はこの富士市の中のほんの一地域の子どもたちを対象にした小さな活動に過ぎません。こうした数字をたったの一人も減らすことができないかも知れません。だけど、何かをしなければ、たったの一人も救えないと思います。」

 「活動の中で子どもたちの怪我が起こったとき、それをきっかけに活動が中止になるのか、継続できるのか。それは、子どもたちと自分たちとの間にどれだけの信頼関係を築けるかということに懸かっていると思います。怪我をした子どもが自分が冒険をしてみたくて、やってみた結果がこうなったと納得するか、スタッフの責任だと思うか。」

 「この活動は、我々大人がどれだけ、子どものことを信じることができるのか、ということが問われている活動だと思っています。」


 たっちゃんとみっきー、そして、お手伝いしているスタッフの方たちの活動は、多分始めた頃は、地域の方にも、なかなか受け入れられなかった事も多々あったと思います。

 しかし、現在ではこの活動が市内、県内どころか全国からも注目をされる活動になったのが現実です。

 ということは、多くのお父さん、お母さん、大人が、今の社会と子どもと大人にとって、この様な場所と、活動が必要不可欠だと気付き出してくれた証拠ではないのでしょうか。

 それは、たっちゃん、みっきー、スタッフの方たちの、子どもたちに遊び場を与え、居場所を与え、今の冷えた街を温かな街に変えたいという、熱く、強い志が成し得た物だと思います。

 子どもの遊びには、リスクの無い遊びなどありません。

 子どもの遊びには、リスクがあるから、子どもは夢中になるのです。

 子どもの遊びには、リスクがあるから、得難いものを得ることが出来るのです。



 冒険遊び場たごっこパークと同じような主旨で活動する団体が8月29日(日)、全国117箇所で同時に冒険遊び場活動をするそうです。

 詳しくは⇒こちら

 冒険遊び場たごっこパークもいつもの定例開催日ではありませんが、臨時開催されます。



Posted by しげちゃん・のりちゃん at 08:00│Comments(0)
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