2010年04月26日

遊びが育む協調性

 「たごっこ風・手作り囲炉裏」では、子どもたちが輪を作り何やらしています。

 僕は、そこに近付き、覗いてみたら、いつもの囲炉裏でなんとカレーを作っていました。

 後で聞いてみたらその具材は、それぞれ皆が持ち寄った物だそうです。

 たっちゃんとみっきーは、子ども集めのために、焼き芋をサービスしたり、流しソーメン大会を開催したりということは一切していません。

 それでは逆に活動が長続きしないと考えているからです。

 そのことを常連の子どもたちは充分、わかっているので、食べたいもの、作りたいものは、みんな、自分で持ってくるのです。

遊びが育む協調性



 僕が、「この中で、料理長さんは誰かなぁ?」と、聞くと、全員が大声で、「ハァーイ」と、答えてくれました。

 そう、この「たごっこパーク」では、ここにいる子がみんな料理長なのです。

 料理の輪の中には、小学生の低学年から高学年の子、そして中学生までいました。

 でも、ここに来ているこの子たちの中には、必要の無い上下関係は存在しません。

 皆が自由に手を出し、口を出し、ああでもない、こうでもないと言いながら、でも全員で協力し合い、ひとつの物を作ろうとしています。

 この様な活動を通し、年上、年下かかわらず仲間の言う事、やる事を否定せずに尊重しているのです。

 そして、この子たちは遊びの中で、誰かに押し付けられる事も無く、人にとっては大切な「協調性」と言うものを身に付けていくんだなぁと、教えてもらいました。



Posted by しげちゃん・のりちゃん at 23:03│Comments(2)
この記事へのコメント
スタッフも、子どもたちの行動を否定しません。

…なので、子どもたちはというと…
料理をよそってる子もそれを待つ子もずぶ濡れ状態…
よそってる隣じゃあ、バケツの汚いお湯で足湯…

いつもハチャメチャです!

「寒いんなら先に着替えたらいいんじゃない?」
とか、
「食べる前に先ずは消えちゃってる火をおこしたら暖ったかいよ」
とか…
大人になりゃ誰だって気づく事だけど、それを子どもたちに
あれこれ指示する大人はここにはいませ~んよ♪
Posted by みっきー@ゆめ・まち・ねっと at 2010年04月27日 10:39
 しげちゃん・のりちゃんが観察してくれたとおり、遊びで協調性が身に付くということはあるかもしれません。

 でも、それは、あくまでも結果として、ということだと思っています。

 ただ、それを初めから目的にしないようにと思いながら、現場に立ち続けています。

 そうしないと遊び場じゃなくて、教育の場になってしまいますからね。
Posted by たっちゃん@ゆめ・まち・ねっと at 2010年04月28日 09:40
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