2010年10月25日
遊びの時間
もう、とっくのとんまに夏休みも終わりました。
野山や川や海、公園から響いてきた子どもたちの元気な声も、セミの声と共に聞えなくなってきた今日この頃です。
と言いたいところですが、夏休み中も子どもたちの元気な声を街中で聞くことはありませんでした。
たっちゃんが「新聞にこんな記事が掲載されていたよ」と教えてくれました。
7月5日付けの静岡新聞に掲載された民間調査結果。
夏休みに小学5~6年生が過ごした時間。
・テレビ、DVD 2時間17分
・ゲーム機 1時間22分
・家でごろごろ 1時間07分
・自宅で勉強 1時間02分
また、全体の30%は夏休みでも塾通いで、塾での勉強は2~3時間。
そして、これらに対して、
・外での遊び 1時間36分
これもたっちゃんから教えてもらった話。
高名な児童精神科医・佐々木正美先生が遊びの意義について、 こんなことをおっしゃっていますよと。
「昔は十分な自然がありましたから、だれも自然の大切さを語る必要がありませんでした。
近年になって自然が不足してくると、その大切さがクローズアップされてきましたね。
それと同様に、子どもにとっての遊びは当たり前のことでした。
今、生活環境の変化で上手に遊べない子が増えてきて、ちょうど子どもにとっての遊びの意義が、水や空気のように大切な意味をもってきた、と思います」
なるほど、僕やたっちゃんが幼かった頃は、DVDもテレビゲームも無く、佐々木先生がおっしゃるような自然の中で、自然を相手に仲間とともに遊ぶのが普通の遊びでした。
しかし、今の子どもたちを取り巻く環境はどうでしょうか。僕たちが幼いころ普通だった事が普通ではなくなっていませんか?
静岡新聞に掲載されていたデータを、皆さんはどんなお気持ちでご覧になられたでしょうか…。
先日、秋晴れの冒険遊び場たごっこパークをのりちゃんと二人で訪れました。
秋だというのにまだ川遊びをしている子どもたち。
ドラム缶風呂を楽しむ子どもたち。
ここにはまだ、『遊びの時間』がゆったりと流れていました。
Posted by しげちゃん・のりちゃん at 09:32│Comments(0)