2012年02月07日
今どきの若者は…
お久し振りです、しげちゃんです。
実は、去年の秋に相棒ののりちゃんが体調を崩してしまったのです。
ですので今の僕は、のりちゃんが僕に施してくれる日々の介護を軽くしてあげようと思い、一週間のうち数日を某施設のショートステイでお世話になっています。
ある日、一人のベテランの職員さんが僕にこう言ってきました。
「青柳さん、最近の若い職員はマニュアル通りの事はやるけど、それ以外の事は僕たちが『アレやって、コレやって』と言わなければ動かないと言うか、動けないんだよね。だから、青柳さんからビシビシと言ってよ」と。
僕は、今ののりちゃんと一緒になる前は、同じ系列の施設に10年ほど居て、施設ってどういう所かはある程度の認識は持っています。
ですので、彼はその事を知っていて、僕に声を掛けてきたのだと思います。
そんな時、「たごっこパーク」でのある日の事を思い出しました。
それは、比較的難関とされる大学の生徒さんと先生が「たごっこパーク」に見学にいらした時の事でした。
僕は、いつもの様に野次馬根性を出し、付き添いの先生に何だかんだと質問をぶつけました。
すると、ナント、ナント施設の職員さんとソックリそのまんまの言葉が帰ってきたのです。
それは、「青柳さん、今の学生はね、私たちが言った事しかしなくて、一人じゃ何もしないんですよ」と、その先生はおっしゃって嘆いていました。
僕は、施設の若い職員さんと、高学歴の学生さんたちの間には何か共通点があるんじゃないかと思ったのです。
それは多分、『自主、自立』の欠如と、「リスクの高い事は避けよう」と言う「安心、安全」に偏り過ぎかなと思いました。
しかし、『たごっこパーク』で遊び回っている子どもたちは、『遊び』の中で「自己判断、自己決定、自己行動」を誰かに押し付けられる事もなく育んでいます。
時には、日曜大工で怪我をし血を流し、料理を作り火傷をし、ある時は川に飛び込み溺れかけたりもします。
でも、その様な危険が伴う事は子どもの頃に体験、経験しておく事で社会に出た時に『自主、自立』が見に付くのだと思うのです。
Posted by しげちゃん・のりちゃん at 20:22│Comments(0)